5月になりました。

最大9連休との事ですが、私は何故かその半分バイトする事になっています。世の中不思議なものですね。ただ、このようなＧＷ中の良く解らないイベントがあるから短期のバイトにありつけるわけで。そこはありがたいと思っています。

さて、今日もETUDEのことについて語ってみましょう。

---

まずは前回の答えから。
2人助手を連れて行けば渡る事が出来ます。では、以下に解説を。

1日目の終わり、進んだ先のポイントで全員それぞれ食料を1日分消費します。
ここで助手Aは探検家と助手Bにそれぞれ食料1日分を渡し、引き返します。ここで探検家に2日分渡す、というのは無しです。1人が持てるのは4日分までですから。
（探検家の食料4→3→4　助手A：4→3（譲渡）→1　助手B：4→3→4）
※この場所から引き返すには1日分の食料が必要です。

2日目の終わり、進んだ先のポイントで更にまた食料、水が減りました。
助手Bは探検家に1日分の食料を渡し、引き返します。
（探検家：4→3→4　助手B：4→3（譲渡）→2　助手A：生還）
助手Bは2日分の食料を持っていれば、無事に引き返すことが出来ます。
探検家の方は2日目のポイントに辿りついた時点で4日分の食料があれば砂漠の終わりまで食料が保つ事になり、砂漠の横断に成功、となります。


さて、前回数理について話したわけですが‥「なぞなぞ」よりも難易度が高いのが数理の問題と受け取った人は居るでしょうか？しかしそれは間違いで、そもそも考え方、脳の使い方から違うのですから比べようがありません。

それに「なぞなぞ」も突き詰めれば、恐ろしいものが出来上がります。
そう、例えば・・・

「私は、自分で髭を剃らない人の髭は必ず剃ります。しかしそれ以外の人の髭は絶対に剃りません」
ではこの床屋さん自身の髭は誰が剃るのでしょう？

どうでしょう？
この中には二律背反のパラドックスが含まれています。上記の論理は「自分で剃る」場合と「剃らない」場合の2点どちらからも矛盾し、通常の考え方では永遠に答えの出ない問題ということになります。しかし、答えとして「この床屋は女性」とかは十分アリです。

このようなパラドックスを利用した問題は実はとてもETUDE向きだと思います。明確な答えは無いのですが、考え方次第で納得の出来る答え方なら幾つも出すことが出来ます。文章を少しファンタジー風に変えてやれば・・・

私の知識は時間と共に増えるが、世界はそれ以上の速度で新たな事実を生み出している。また、知識を得るごとに無知である事を知る。
その中で、賢者となるにはどうしたら良いか？

適当に変えていますが、一応まだパラドックスになっているはず。
「答え」は一応ありますが、しかしそれが絶対でもありません。

たまにはこういう問題で悩んでみるのも楽しいものです。

NAME:

MAIL:

URL:

COLOR:
Black LimeGreen SeaGreen Teal FireBrick Tomato IndianRed BurlyWood SlateGray DarkSlateBlue LightPink DeepPink DarkOrange Gold DimGray Silver
SUBJECT:

COMMENT:


PASS:

トラックバックURL