何気なく見ているサッカーですが、ふと考えてみると、ナショナルチームの監督というのはかなり辛い職業であるように思えてきます。
勝てなかった時、その責任を負うのは監督。
作戦が悪いとか練習が微妙だったとか、確かに試合の勝敗には監督の実力が大きく関わるとは思うのですが、これは中々のプレッシャーです。ただ、日本のサポーターはなんだかんだ言いながらもトルシエで4年、ジーコでも4年続いているようですから、紳士的であるとすらいえます。
話に聞くと、一番大変なのはアフリカ諸国の監督。
給料で言えば現地で働く人たちの数倍貰っている訳ですが、負けたときの恨みも数倍になるようで、ファンによる暴動が起こった事もあるとか無いとか。火あぶりにされそうになったので、監督がサッカー協会に逃げ込んだなんて話も、あながち嘘ではないのかもしれません。
これを裏付けるというわけでもないのですが、1年に20人以上の監督を迎えた国も存在するようです。お偉いさんが戦術についてあれやこれやと口を出してくる・・という土壌すらあるようですので、やはり相当の心労である事が予想されます。
給料は良いが精神的疲労も莫大な物とすると、職業としては微妙と思うのですが・・・もし「サッカーが好き」であるなら、それすら些細な問題になるのでしょうか。
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