世界最古の職業、という小話があります。
良く「娼婦」と言われますが、それが真実であるかどうかを証明する方法はありません。その為にトリビアではなくジョーク寄りに分類されるわけですが、意外と信じ込んでいる人は多いのかもしれません。
英語圏のジョークとしては「医者と弁護士と建築家、一番古い職業は?」と言うのがあり、答えは弁護士。その理由はと言われれば、聖書によれば世界は混沌の状態から始まったそうですから「混沌」を作った弁護士が一番古いと言うオチ。権威と力を持った職業に対する皮肉の篭もったジョークというわけです。
話ががらっと変わりますが、最近はホストにスポットライトが当たる事が多くなってきたような気がします。なぜかドラマのテーマになったり、なぜか特集が組まれたり、なぜか芸能人化したりするように。しかし考えてみると、憧れの対象では無いものの、ある意味で尊敬の出来る職業だと思います。
新人時代は指名もほとんどないためその辺のバイトもビックリな安月給で働かざるを得ず金銭的に苦しみ、ランクが上がって指名が多くなると休憩時間、休日も潰して顧客に時間外接待をせざるを得ない為時間的に苦しむ。少なくとも大学生よりは厳しい生活だろうと思います。
しかし、最も学ぶべき点はその卓越した話術。語り口の巧妙さや話題の豊富さはも勿論、自然に客の前で笑ってみせたり、真剣になったり、落ち込んだと思ったらまた笑顔になったりとその表情にも多くの変化があります。場の空気を読み、楽しませる空間を作る。素晴らしい技能です。
でも、こういう技術を持った女の人は怖いです。
とても・・・怖いです。
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